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網膜色素変性症

網膜色素変性症の症状・原因の説明です。

網膜色素変性症とは

網膜色素変性症とは網膜の視細胞に変性が生じる一連の病気のことです。
網膜が壊れていくに従い、最初周辺が見えにくくなったり、暗いところが見えにくくなったりします。
長い年数をかけて進行し、視野が欠け、中心だけが見えるという場合もあります。

網膜色素変性症の主な症状

暗いところが見えにくくなる(夜盲)、視野が欠ける、視力低下などが挙げられます。

網膜色素変性症の主な原因

この病気は、人口3,000~8,000人に一人の割合で起こると言われています。遺伝性による発病例が多いのですが、遺伝ではなく突然発病する場合もあります。
症状の進行はゆるやかですが、個人差がみられます。

網膜色素変性症の主な検査方法

視力検査

眼底検査

眼底にある網膜の状態をくわしく調べるために行います。検査の前に目薬をさして瞳孔を開き、検眼鏡を通じて主に視神経や網膜を観察する検査です。眼底疾患の有無を調べることが出来ます。検査の前に目薬をさして瞳孔を開きます。まぶしさを感じたり近くが見えづらい状態が約3~6時間続きますが、自然に元に戻ります。

蛍光眼底検査

蛍光剤を血管内に送り込み、眼底の血流状態を写し出す事が出来るため、上記の眼底検査よりも精密な眼底写真を撮る事が出来ます

視野検査

視野がどのぐらい欠けているかを調べる検査です。病気の進行レベルを把握するうえで重要な検査となります

暗順応検査

夜盲の程度を調べる検査です

網膜電図

網膜が光を受けたときに発生する電位〈でんい〉を調べる検査です

OCT(光干渉断層計)

近赤外線を利用した眼底の検査機器で、これまで行えなかった網膜の断面の観察が出来るようになり網膜疾患、特に黄斑部病変の精密な診断が早期かつ正確に行うことができます。

網膜色素変性症の主な治療方法

この病気は遺伝子が関係していることが多く進行性のため、残念ながら現在は根本的な治療法がありません。
したがって現在のところ病気の進行を遅らせることが、最大の治療となります。
進行を遅らせる方法として、

  • 強い光を避けること、屋外では普段から遮光眼鏡をかける
  • ビタミンA・循環改善薬の服用

などが挙げられます。
網膜色素変性症の症状、進行には個人差があるので長い目で診察を受けていただき、経過をみる必要があります。

上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい

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